常林寺 (京都市) (Jorin-ji Temple (Kyoto City))

常林寺(じょうりんじ)は京都市左京区にある浄土宗の寺院。

山号は光明山、院号は摂取院。

沿革

天正元年(1573年)二月十五日、念仏専修僧魯道によって、寺町通荒神口東入る南側に豊臣秀吉の都市政策によって割り当てられた寺地に建立された。

江戸時代には知恩院の役番として活躍した。

寛文11年(1671年)正月十五日、梨木町から発した火によって焼失。
同年八月二十九日に現在地へ移転。

元禄11年(1698年)に第7世英譽によって再建。

境内

世継子育地蔵尊
- 嘉永7年(1854年、31世省譽祐禅代)建立
伝えによると、この地蔵尊は年歴久しく、常林寺が建つ以前からこの地に祀られ、広く遠国にまで霊験が知られていた。
近世以降は、寺の門前から若狭街道を往還する人々に親しまれ、鞍馬寺への途次に詣でる善男善女も多く、香煙が絶えなかったといわれる。

所在地

京都府京都市左京区田中下柳町33

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